実測の方法論

『60秒後の彼女』の実験記事が、何を・どう測ったかを開示します。数値の信頼範囲と「測っていないこと」を分けて書くことを徹底しています。

調査範囲

対象は本作のソースコードと、指定環境の Chromium で動く本作のみです。他サイト・他ゲームとの比較や、ベンチマーク競走は行いません。

使用環境

表1:測定環境(入力遅延・タップ領域・オンボーディングの実ブラウザ計測)
項目
ブラウザChromium(Playwright バンドル版)
OSWindows 10(測定セッション時)
Node.js24 系(CI/build 時)
Playwright1.61 系
clock sourceperformance.now() / Event.timeStamp
viewport320 / 390 / 768 / 1280 px 幅で確認

試行回数と統計

自動化の限界

Playwright による自動操作は「人間が意図通りに操作した場合」の機械的応答を測るものです。手指の疲労、注意のむら、実利用者の成功率・満足度は測定していません。

定義:fake clock(シミュレーション)

本作のコアAPI(startTimer/tickTime/pause/freeze)に決まったフレーム刻みの仮想時計を与えて進める検証です。CPU負荷・バックグラウンドスロットル・長タスクの「傾向」を確認するためで、実ブラウザの rAF 計測ではありません。タイマー記事で使用。

定義:browser measurement(実ブラウザ計測)

Playwright で Chromium を起動し、実際の pointerdown/keydown イベントと次フレームの反映を performance.now() で計る手法です。入力遅延・タップ領域・オンボーディングで使用。これも「この環境での値」であり一般化しません。

AI 支援の範囲

文章の草稿・測定コードの雛形・集計スクリプトの生成に AI を利用しています。最終的な数値は人間が実行した測定結果そのものです。AI が「一般的にこうなる」と補完した数値は記事に入れません。

人間が確認した項目

出典の検証(source verification)

一次情報(W3C/WHATWG/ECMA、MDN、ブラウザベンダー、Google Search Central、Node.js 公式)を優先し、査読論文は DOI を確認して査読済み/プレプリントを区別します。状態は 出典台帳 にまとめています。

引用ポリシー(citation policy)

日付ポリシー(date policy)

各記事に datePublished / dateModified を付け、内容を更新した日を dateModified に反映します。日次チャレンジ(DAILY RESCUE)のシードは「ローカル暦日」を用います(詳細はゲーム内・/updates/)。

訂正ポリシー(correction policy)

数値や引用に誤りが見つかった場合、記事を修正し dateModified を更新します。重要な訂正は 更新履歴 に記録します。過去の記述を残したい場合は「〜(当時の記述)」と注記します。

プライバシー(privacy)

実験はすべてローカル(筆者の環境)で行われ、訪問者のデータは収集・送信しません。日次チャレンジの記録もブラウザ内(localStorage)のみで、外部送信はありません(プライバシー)。

再現性(reproducibility)

リポジトリを clone し、以下で再実行できます:

npm ci
npm run build
# 入力遅延などは専用スクリプト(記事参照)で reports/*.json を生成
npm test          # 単体テスト(日次シードの決定論性など)
npm run test:e2e  # Chromium E2E
npm run axe       # 自動アクセシビリティ監査

環境(Chromium バージョン等)が変われば絶対値は変動し得ます。そのため absolute な「端末一般の値」とは書きません。

出典台帳(source ledger)

詳細は リポジトリ内 docs/research/source-ledger.md に集約しています。主な一次情報:

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